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ニーズに合った茶生産を・茶部会総会

【JA尾鈴】

 JA尾鈴茶部会は21日、同JAで総会を開き、部会員や行政、JA担当者ら約30人が出席。2019年度の出荷数量は229トン(前年比94.0%)、売上金額は1億4797万円(同80.1%)でした。
 19年度産は、一番茶の萌芽は例年よりやや早かったが、4月2日の降霜による低温障害で生育が抑制されたこと、加えて「みる芽」摘みによる高品質誘導を図った結果、反当たり収量が減少。梅雨入り後の6月上中旬に雨が少なく、二番茶は市況において非常に厳しい相場となり、わずかな品質差で価格が大きく開きました。
 三番茶は、上物はリーフ原料として需要が確保されたが、ドリンクを中心とした下物については低調ながら底堅く安定して推移したものの、秋冬番茶は前年よりも厳しい相場になり、大手ドリンクメーカーの仕入れが鈍く、平均単価で前年の100円安で底値安定の様相となりました。
 2期5年の任期を務めた永友寛嗣部会長(63)は「非常に厳しい年となった。全国的にも栽培面積が減りつつある中、コストの削減・品質の追求など、今の社会ニーズに合った茶生産を皆で頑張っていこう」と呼びかけました。
 総会では19年度事業報告・収支決算、20年度事業計画・収支予算などを承認。2年に1度の役員改選も行われ、部会長に伊賀貞晴さん(42)、副部会長に山崎泰嗣(50)さんが新たに選ばれました。


あいさつする永友寛嗣部会長

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