
JA尾鈴管内の川南町で9日、一番茶の摘採が始まりました。上竹浜地区で7haを栽培する永友辰樹さん(29)のほ場で、父・寛嗣さん(63)が乗用摘採機を操り、7~8㎝に伸びた鮮やかな黄緑色の新芽をスピーディーに摘み取っていきます。
2020年度産の新茶について辰樹さんは、「ここ何日かの冷え込みで芽伸びを少し心配したが、生育は順調。収量・品質ともに期待できる」と話します。
この日、10aのほ場で摘採した「ゆたかみどり」の生葉300㎏は60㎏の「深蒸し煎茶」へと製茶し、JA宮崎経済連の入札にかけられます。
JA尾鈴では茶部会26人が約150haを栽培し、宮崎県内トップの生産量を誇っています。この一番茶の摘採は4月下旬に最盛期を迎え、5月中旬まで続き、二番茶は6月上旬からの予定です。
