
新型コロナウイルス感染症の影響で、道の駅えびの(えびの市永山)は4月28日から5月10日まで休業しました。営業再開から2か月が経ち少しずつ客足が戻りつつあります。
同駅の目玉は、新鮮な地元の農畜産物を使ったバイキング形式のレストランだったが、現在は提供する食事を定食スタイルに切り替え、座席数を半分に減らして過密を避けています。
新型コロナウイルスで需要が落ち込む地元の畜産農家の応援になればと、7月からは牛丼定食(1200円)とサイコロステーキ(2500円)の提供を始めた。どちらも地元の特産品のひとつである宮崎牛を使った特別メニューで、バイキング再開までの販売予定です。
同駅は3県の県境に位置し、九州自動車道のインターチェンジが近くにあります。2013年にオープンして以来、来場者、売り上げともに年々増加を続け、昨年9月には来場者数400万人を達成したが、その大半を占めていたのは県外客でした。
営業再開以降も、地元農家による農畜産物の出荷は活発で、地元客による売り上げも好調だが、新型コロナの感染拡大とそれに伴う外出自粛の影響は大きく、6月の来場者数は前年同月の5万5千人から約1万3千人減少、売り上げも75%に留まりました。
同駅を担当するJAえびの市の寺園貞子生活課長は「以前のにぎわいが戻るには時間がかかるだろうが、外出自粛が緩和されたので、十分な感染症対策を取りつつ集客に力を入れたい」と期待を込めました。今後も同駅では、宮崎牛をはじめとした地元の農畜産物をアピールするキャンペーンを企画しています。
