
延岡市北方町曽木の柳田盛一さん(68)は、7月18日からブドウの収獲を始めました。毎朝、自宅近くのハウス(15アール)に入り、色づきなどを見極めながら一房一房ハサミで切り取っていきます。「サニールージュ」を皮切りに「ベニバラード」「ピオーネ」「シャインマスカット」そして新品種の「クイーンニーナ」と続き8月下旬で終わる見込みです。
今年で栽培11年目。制限された培地で育てる県内でも珍しい「根域制限栽培」に取り組んでいます。限られた培地に植栽することで養水分吸収を制御しながら品質向上を図る手法です。
柳田さんは長さ4メートル、幅50センチ、深さ50センチのルートラップ(不織布)のボックスで栽培しています。水や肥料の調整がしやすい半面、きめ細かな管理が求められます。その上で1枝に1房、1本に40房を守り、品種によって粒数も決めています。品種の特性を最大限に生かすためだそうです。
収獲したブドウは、妻の佐代子さん(65)と自宅近くのハウス(15アール)で選別し、JAの産地直売所「ふるさと市場」や道の駅「北方よっちみろ屋」などに出荷します。自宅での庭先販売も行い、ブドウ狩り(要予約)も好評です。
「『黒は黒、赤は赤』。しっかりした色と味を出すこと。これがブドウづくりにおける私のこだわり」と柳田さん。ブドウ栽培への情熱が伝わってきます。
