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- 農水省生産局長賞/甲斐まち子さん(延岡市)/目指すは日本一奪還/第74回全国茶品評会

延岡市北方町曽木の甲斐まち子さん(64)は、第74回全国茶品評会の釜炒り茶部門で農林水産省生産局長賞(1等2位)を獲得しました。同賞受賞は3度目。1昨年には同部門で日本一の農林水産大臣賞(1等1位)に輝くなど甲斐さんの名はいまや「釜炒り茶の第一人者」として全国に知れ渡っています。
同品評会は8月25~28日、鹿児島市で開かれました。16都道府県の産地から7種8部門に987点が出品され、うち釜炒り茶部門は宮崎、佐賀、熊本、鹿児島、静岡県の5県から102点が出品されました。同市からは4人が16点を出品。甲斐さんの出品茶は、濃緑色で締まりのある外観、釜炒り茶特有の爽快感などが高く評価されました。
甲斐さんは夫の義之さん(64)と共に釜炒り茶の生産に励みます。栽培面積は1.2ヘクタール。「おいしいお茶」を追求して37年。いまだに技術向上を目指し、夫妻で日々精進しています。近年は三女の久美さん(35)も加わり、夫妻をしっかりサポート。茶園は一段と活気づきます。
今回の受賞に甲斐さんは「家族をはじめ生産者の仲間の皆さん、そして県、延岡市、JAなど関係者の皆様のご指導、ご支援のおかげ。これに尽きます」と周囲に感謝します。その上で「日本一を目指し、これからもおいしいお茶作りにまい進して参ります」と日本一奪還に燃えています。
同品評会では、甲斐さんの頑張りで同市は釜炒り茶部門の産地賞で2位を獲得しました。
