
JA延岡の楠田富雄組合長と川原博之副組合長は10月6、8日の両日、営農集団のライスセンター10ヵ所を訪ね、農家の労をねぎらいました。今年度は新体制となったことで8月から正副組合長で農家訪問をスタートさせました。正副組合長のみの持続的な農家訪問は初めて。組合員の声を現場で聴いて事業に反映させる狙いです。
訪問先では繁忙期にもかかわらず「現場を見てもらうのが何より」と歓待。これを受けて楠田組合長は「農家の方たちとの意思の疎通を図るため、今後は日程の調整がつき次第、随時訪問を徹底させたい」と手応えを感じました。
8日は6ヵ所を訪問。吉野町の西階地域営農集団の同センターでは高橋守さん(67)、長男の宙暉(みちてる)さん(28)と歓談。「今年は9月下旬から乾燥、籾すりを受け入れています。1ヵ月間ほどで終わる予定ですが、トビイロウンカの大発生と日照不足で昨年に続き不作の年になりそう」と厳しい見通しを示しました。その上で「現場で直接、役員の皆さんと意見交換することは意欲につながる」と正副組合長の訪問を評価しました。
楠田組合長は「後継者が頑張っているところもあり、心強く思った」。川原副組合長は「特にライスセンターは水稲の核となる施設だけに支援の必要性を感じた」と話しました。
