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- 新規就農者の門出を祝う
宮崎県のJA都城が運営する、新規就農者を育成するための研修施設「トレーニングセンター」で、7月から独立就農を開始した西留拓朗さんの「新規就農者セレモニー」が10月15日に行われました。JA関係者や関係機関、研修生受入農家ら13人が集まり、西留さんの門出を祝いました。
同施設は、JA都城の主力品目である促成キュウリでの新規就農を希望する人が施設を利用し、独立就農を行いながら経営のノウハウを学ぶための施設です。JAが地域農業の担い手確保・育成のために整備したビニールハウスは、APハウス2号改良型4連棟(999平方メートル)2棟。炭酸ガス発生装置など最新の環境制御技術を備えます。2人まで入植者を受け入れることができ、入植後、最大2年間施設を利用することができます。
第1期生として入植した西留さんは、かねてから農業に関心があり、就農を決意し会社を退職。その後JA都城管内のキュウリ農家の下で1年間研修を受けた後、7月にトレーニングセンターに入植しました。西留さんは既に11月からの収穫作業に向けて準備を進めています。
セレモニーでは、西留さんの研修受入先であった大浦伸一郎さんが「研修中はとても熱心に取り組んでいた。これまでは指示どおりに作業をするだけであったが、これからは全て1人でやっていかなければいけないので苦労すると思う。困った時はキュウリ農家の先輩やJA、関係機関を頼ってもらい、良い成績が残せるよう頑張ってほしい」と激励。西留さんは「研修中は師匠の丁寧な指導のおかげで充実した時間を過ごすことができた。今やっと農家としてのスタートラインに立ったところ。1年間で学んだことを活かし、目標である反収20トンを目指して頑張っていきたい」と意気込みました。