
宮崎県営農振興協議会(事務局=JA宮崎経済連)は今月20日、営農指導員や普及員の知識習得と資質向上を図るため野菜総合研修会を開催しました。
今年は新型コロウイルス感染防止の観点から、県内9箇所に会場を設け、初のリモートでの実施。JAや県市町の職員ら110名が出席しました。
宮崎県は台風が接近しやすい地域で、毎年被害が発生しています。今回は強風からハウスを守るための補強対策などを中心に研修会を実施。実際の被害事例を参考に、ハウスの弱点や補強・管理方法について詳しく説明がされました。
また、畑地かんがいを用いた県内の優良事例紹介や経済連が今年3月からきゅうりとピーマンの養液栽培を始めている施設園芸ハウスについても紹介。これまでに収穫したきゅうり、ピーマンの収量や実際に作業してわかったメリットやデメリットついての報告がありました。
経済連営農振興課の横山敬史主査は「宮崎県は冬春果菜類の主要産地となっており、台風対策は施設を維持するうえでも重要な位置づけとなる。今回の研修会で得たものを生産者への指導に生かしてもらい、台風被害が少しでも減ってほしい。」と話しました。
