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世界一に輝いた純白スイートピー出荷スタート/JA尾鈴花き部会スイートピー専門部

【JA尾鈴】

 スイートピー生産量日本一を誇る宮崎県。県内の主要産地であるJA尾鈴管内で、花き部会スイートピー専門部は、11月4日から2020年度産の出荷をスタートしました。
 川南町名貫地区で17アールを栽培する河野正敏さん(70)のハウスでも収穫が始まり、週3日、1日2000本のペースで出荷します。
 河野さんはロイヤルホワイト=写真=、ロイヤルチェリーなど6品種を栽培。ロイヤルの2品種は河野さんが5年以上かけて育成したオリジナル品種です。ロイヤルホワイトは名前のとおり気品ある純白色が特徴で、2012年にドイツで開催されたIPM(国際花メッセ)切り花部門で最優秀賞に輝いています。
 河野さんは「今年度は台風被害もなく、晴天続きで生育は順調。ここ何年かでも最高の仕上がり」と自信を見せます。秋に入り、しっかり冷え込んだことも花にプラスに働きました。
 専門部では今年度、16人が約2.7ヘクタールに作付け。来年2月が収穫最盛期で、関東・関西そして海外へ向け約560万本の出荷を見込んでいます。
 JA営農指導課の黒木拓歩職員は「生産者が最高の仕上がりと自信を持つスイートピー。JAとしても、尾鈴の花の品質のよさと魅力を、日本だけでなく海外の人々へも広く届けられるよう力をつくしたい」と話します。


収穫が始まった河野さんのロイヤルホワイト

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