宮崎日日農業技術賞を受賞／かぐらの里／賞状と盾を贈呈

【ＪＡ西都】

　西都市銀鏡の株式会社かぐらの里は10日、第63回宮崎日日新聞農業技術賞（複合経営部門）を受賞しました。
　同社は過疎化が進む地域の存続のために、自社農園のほか放棄園の管理を引き受け、ユズ・唐辛子の生産、加工品の製造、販売まで一貫した経営の充実・拡大を行ってきました。また「山村留学」にも積極的に関与し、学校存続や人口減少対策に貢献していることなどが評価されての受賞となりました。
　近年は、他産地との差別化を図るために2017年から有機栽培に転換し、21年収穫分から正式に有機ＪＡＳ認証を受ける見通しです。地域の農業者の所得向上と安定した雇用を創出しています。
　この日は同社に賞状と盾の贈呈式が行われました。濵砂修司社長は「生産者や会社の仲間の支えがあっての受賞。今後も地域のために価値ある会社を目指していきたい」と意気込みを語りました。