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JA尾鈴デラウェア専門部 開花前の重要講習会 ジベ処理を再確認

【JA尾鈴】

 JA尾鈴ぶどう部会デラウェア専門部は3月5日、都農町の新名正幸さんの圃場(ほじょう)で栽培講習会を開きました。専門部員ら15人が参加しました。
 品質向上と収量アップへ向け、花芽が伸びてきたこの時期に毎年行う重要な講習会。コロナ対応のため全員がマスク着用で行いました。
 児湯農業改良普及センターの果樹担当・迫田剛行主任技師から、今後の生育や適正な管理方法について説明がありました。特に開花前に行うジベレリン処理のタイミングや、摘房や摘粒の留意点等については、皆で改めて確認し合いました。
 ジベレリンは植物ホルモンのひとつで、ブドウの種をなくす働きがある。摘粒作業の省力化にもつながる、ブドウづくりには欠かせない作業です。
 2021年産デラウェアについて、黒田泰史専門部長(44)は「冬場(年内)によく冷えたので、今年は花芽の出のそろいがいい。ジベレリン処理のタイミングを計り、次の摘房・摘粒へ向けて、しっかりと管理していきたい」と話しました。
 専門部では21年度、11人が3.5ヘクタール栽培。収穫は5月末から7月下旬ぐらいまでで、出荷量約34トン(前年比117%)を計画しています。

意見を交わす黒田専門部長(中央)ら

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