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JA尾鈴ぶどう部会 21年産ハニービーナス順調 花穂の適期管理を

【JA尾鈴】

 JA尾鈴ぶどう部会ハニービーナス専門部は3月10日、都農町上篠別府の河野伊亨さんの圃場(ほじょう)で栽培講習会を開きました。専門部員ら16人が参加しました。結果率アップと品質向上のため、花芽が出たタイミングで行う重要な講習会です。
 河野大輔専門部長(37)は「今日はストレプトマイシン処理のタイミングと花穂の管理について。昨年同様に高品質のものを出荷できるよう、皆で意識を共有し、しっかり管理していこう」と力強く呼びかけました。
 児湯農業改良普及センターの果樹担当・迫田剛行主任技師が、摘穂や花穂整形、無核化処理の適期について説明しました。
 ハニービーナスは種子の入りやすい品種。花の満開期に行う2度のジベレリン処理の前に、ストレプトマイシン剤を散布することで無核化率を高める必要があります。
 2021年産の生育状況について河野専門部長は「昨秋の台風10号で受けた塩害の影響が心配されるが、天候にも恵まれ、ここまでは極めて順調」と話します。
 JA尾鈴産ハニービーナスは「みやざきぶどうハニービーナス」として県のブランド認証を受けています。専門部では21年度、13人が2.9ヘクタール栽培。収穫は6月末から8月末ぐらいまでで、出荷量約28トン(前年比130%)を予定しています。


花芽の生育を見る河野専門部長(左)ら

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