
JA尾鈴は7月30日、川南中央事業所ライスセンターで2021年度産「コシヒカリ」の初検査式を開き、関係者ら13名が出席。初日は約62トンが検査され、1等米比率は約90%と上々のスタートを切りました。
今年は梅雨入りが早く長雨も続いたため、例年に比べて5日ほど遅い検査となりました。検査員たちは、フレコンバッグで持ち込まれた米を専用の分析器を使って水分率などを計測し等級を判定しました。
JAの松浦寿勝副組合長は「昨年はカメムシによる被害が多発し1等米比率も大幅に下がった。21年度は町やJAが協力して防除を徹底することで比率も向上することを期待している」と激励しました。
検査にあたった宮崎県JA農産物検査協議会・山本邦紘事務局長は「今年は長雨による生育状況の遅れなど心配だったが、影響はなさそうだ。尾鈴の米として品質を揃えるために、しっかりと検査して出荷することが大切」と話しました。
JA管内の早期水稲の作付面積は約481ヘクタール、約450トンの出荷を見込んでいます。
