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頑張る女性を激励 楠田組合長ら表敬

【JA延岡】

 JA延岡の楠田富雄組合長と川原博之副組合長は10月4日、延岡市北浦町で活躍する女性グループ「すずめの学校」と甲斐亜季さん(44)を表敬訪問しました。現場の声を吸い上げる正副組合長の組合員訪問活動のひとつです。女性部員を主役にした訪問は初めて。
 同学校は耕作放棄地を解消するため放棄地を借りて野菜を栽培し、収穫した野菜を自前の無人直売所「すずめのお宿」で販売。7人のグループで地域の活性化に貢献しています。こうした取り組みが評価され、農林水産省の2020年度農村振興局長賞を受賞しました。
 通年30品目以上を栽培。すべて種から育てます。苗だけの販売もします。代表の梅田繁美さん(77)の「種代が思ったよりも負担になっています」の声に楠田組合長は「種代の助成を考えたい」と即答。メンバーは「うれしい」と大喜び。
 甲斐さんは、北浦町フレッシュミズを立ち上げ、代表として精力的に活動。その内容をつづった作文が「2021年度フレミズ活動〟わたしの一歩〟作文コンクール」で見事、最優秀賞を受賞しました。そのお祝いも兼ねての訪問となりました。
 現在、夫の拓博さん(47)と発酵粗飼料(ホールクロップサイレージ=WCS)9.5ヘクタール、たばこ1.8ヘクタールを栽培。さらに常時15頭の和牛を飼育。ちょうど発酵粗飼料のラッピング作業に汗を流していた甲斐さんは「ラップひとつにしてもJAの資材は質がいい。でも値段が…」と訴えると楠田組合長は「前向きに検討します」と答えました。


すずめの学校のメンバーと記念撮影。後列右が楠田組合長、左が川原副組合長=無人直売所「すずめのお宿」で

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