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- 農林水産省生産局長賞 感激の甲斐義之さん 第75回全国茶品評会 延岡市北方町

延岡市北方町曽木の甲斐義之さん(65)が11月に静岡茶市場(静岡市)で開かれた第75回全国茶品評会の釜炒り茶部門で農林水産省生産局長賞(1等2位)を獲得しました。妻のまち子さん(65)も2等6位に入るなど夫妻そろって上位入賞し、延岡市の産地賞3位の原動力となりました。
同品評会には18都道府県の産地から7種8部門に830点が出品。うち釜炒り茶部門は宮崎、佐賀、熊本県などの5県から108点が出品されました。延岡市からは3人が18点を出品。甲斐さんの出品茶は芳ばしい香り、濃緑色で締まりのある外観、釜炒り茶特有の爽快感などが高く評価されました。最高の農林水産大臣賞(1等1位)とはわずかな差でした。
甲斐さんはまち子さんと釜炒り茶の生産に励んで38年。栽培面積は1・2ヘクタール。品評会に出品するようになって11年目。3年目に入賞したのを機に、まち子さんが2018年に農林水産大臣賞、昨年も農林水産省生産局長賞を受賞するなど夫妻そろって釜炒り茶の第一人者としてその名を全国に知られるようになりました。
商品名は「曽木銘茶」。地元の地名から名付けました。近年は三女の久美さん(35)が加わり、主に情報発信を担い夫妻をサポート。今年9月から移動販売車で保育園やドライブインなど巡回、さらにイベントなどにも積極的に出かけて「曽木銘茶」をPR。リーフティーカップや粉末茶のアイスなど大好評で手応えを感じています。
今回の受賞に甲斐さんは「生産者の仲間、そして県、延岡市、JAなど関係者の皆様のご指導、ご支援のおかげ」と周囲に感謝。その上で「目指すは産地賞」ときっぱり。早くも来年の品評会を見据えます。
