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- 伊形朝市45年の歴史に幕 食文化の向上に貢献 女性部伊形支部が継承 JA延岡

JA延岡女性部伊形支部の伊形朝市グループは12月上旬、延岡市北一ヶ岡のAコープ一ヶ岡店駐車場で最後の「大感謝祭」を開きました。年末29日で「伊形朝市」の45年の歴史が幕を下ろすのに先がけて実施しました。メンバーの高齢化等によりグループの解散という苦渋の選択をしたが、今後はJA延岡女性部伊形支部が運営を引き継ぐため朝市は続きます。
伊形朝市は1977年6月、同グループが女性による地域活性化などを目的に8人でスタート。延岡市の朝市の草分け的存在です。毎週水曜日、午前8時から正午まで開き、地元の食文化の向上に貢献。対面販売ならではの親近感が好評で地元民の交流の場にもなっています。
この日はJA延岡の楠田富雄組合長らJAの役員も駆け付け、メンバーにねぎらいの言葉をかけました。同グループの古嶋ひさ子会長は「皆さんから愛していただいた45年間でした。ありがたいことです。朝市は継続されるので私たちも達者な間は参加します」と、すっきりした表情で答えました。
会場はブロッコリー、ハクサイ、サニーレタス、ダイダイなどの新鮮冬野菜・果実や漬物などを買い求める人たちで賑わう、いつもの光景が見られました。
感謝祭とあって宮崎牛など豪華賞品が当たるくじ引きや女性部によるバザーなどもあり、朝市を盛り上げました。
朝市を引き継ぐ女性部伊形支部の甲斐一枝支部長は「朝市グループの皆さんの意思を継承し、地域に根ざした朝市を守っていきたい。生鮮食料品だけでなく手作りの手芸品や小物類なども販売する計画」と張り切っています。
新しい朝市は「いがた朝市」として毎月第1・第3水曜日に開きます。1月の初市は19日。開会場、営業時間はこれまで通りです。
