
葉付きで出荷するJA延岡の代表ブランド「空飛ぶ新玉ネギ」の初せりが25日、延岡市牧町の延岡綜合地方卸売市場でありました。10人が99ケース(1ケース5キロ)を出荷。2L(直径9~10センチ)が1玉1000円で落札されました。2019年の3000円に次ぐ高値となり、幸先良いスタートを切りました。主な出荷先は県内だが、ゆうパックで全国にも発送します。
JA玉ネギ部会の三雲治男部会長は「適度な降雨など恵まれた天候と生産者の努力で上質な玉ネギが育っている。辛味が少ないので大人から子供まで喜んでもらえると思う。栄養満点の玉ネギをたくさん食べてコロナ禍を乗り切ってほしい」と高値に満面の笑みを見せました。
「空飛ぶ新玉ネギ」は豊富な日照時間と温暖な気候を生かして生産される超極早生。品種は「トップゴールド」。みずみずしく甘みがあってシャキシャキとした食感が特徴です。1999年から販売を開始。2002年に宮崎県のブランドに指定されました。「空飛ぶ新玉ネギ」のネーミングは「1日も早く消費者に届けたい」との思いを込めて名付けました。
同部会員は106人。栽培面積9ヘクタール。うち30人が2.5ヘクタールで「空飛ぶ新玉ネギ」を栽培。3月中旬までに30トンの出荷を見込みます。切り玉ネギの収穫は3月上旬から5月下旬まで。品種は「貴錦」「浜笑」「アリオン」「ソニック」など。合わせて総出荷量は300トンを見込んでいます。
