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台風に強い玉ネギ作り/寒冷紗をがっちり固定/三雲治男さん/JA延岡玉ネギ部会長

【JA延岡】

 JA延岡玉ネギ部会長の三雲治男さん(79)は、台風に強い玉ネギ作りに取り組んでいます。植物を覆って保護する寒冷紗が強風で巻き上がらないよう圃場にしっかり固定。これによって本来の防寒(温)、遮光などの機能も十分に発揮され高品質、高収量に繋げます。「近年急増する台風対策として部会員にも奨励したい」と張り切る三雲さんです。
 寒冷紗にハウス紐をかけて止め杭で固定。「寒冷紗がだぶつかないようにすることが肝心」と、その止め杭と止め杭の間をさらにマルチキーパーで固定。その上で両サイドに大量の土をかぶせるという徹底ぶりです。3年前の台風で寒冷紗が吹き飛ばされたのを教訓に翌年から始めました。
 今年は9月上旬、同市沖田町の圃場に「空飛ぶ新玉ネギ」のネーミングで出荷する葉付きの「トップゴールド」と「アリオン」の種まきをしました。以降「極早生そだちFA」「ソニック」「貴錦」と続けました。作付面積は1.35ヘクタール。
 この間、台風11号と14号が襲来。ほかの圃場は被害に遭いましたが、三雲さんの圃場はほぼ影響を受けることはありませんでした。三雲さんは「台風は年々、大型化している。万全ではないが私の対策を参考にし、生産者の皆さんも台風対策に取り組んでほしい」と呼びかけます。


マルチキーパーで寒冷紗を固定する三雲さん

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