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元気ばりばりじねんじょう 自然薯収穫/延岡市 奮闘する甲斐さん

【JA延岡】

 延岡市北方町の特産、自然薯(じねんじょ)の収穫が10月下旬から始まりました。来年1月まで続く。町内の生産者は6人。延岡市北方町総合支所によると今年度は台風14号によって圃場が流されるなどの被害が続出し、収穫できるのは47アール(作付面積は85アール)と例年の半分ほどに。予想収量も約3トンと大幅に落ち込む見込みだ。
 そのなかで同町笠下の甲斐操さん(77)は「今年は天候に恵まれ、生育は上々。台風の被害が最小で済んだので助かった。ただ周りの生産者に被害が出たので手放しでは喜べない」と複雑な心境で収穫に励む。それでも土のなかから1~1.5メートルのりっぱな自然薯が現れると表情も緩む。
 収穫した自然薯は洗って半日ほど天日干しにする。全量、箱詰めなどにしてJA延岡の産地直売所「ふるさと市場」や同町の道の駅「よっちみろ屋」に出荷する。ピークは12月。同町の自然薯は白くてもちのような粘りが特徴。「元気ばりばりじねんじょう」のネーミングで高い人気を誇る。
 甲斐さんは2001年から栽培を始めた。作付地を畑から田んぼに替えた2008年ごろから品質が向上し、収量もアップした。今年は25アールを作付し、2トン(約5000本)の収量を見込みます。


収穫したばかりの自然薯を手にする甲斐さん

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