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ファーマーズ・オブ・ザ・イヤーに輝く さつまいも博で/延岡市、喜郷ファーム

【JA延岡】

 さいたま市のさいたまスーパーアリーナであった日本最大のさつまいもの祭典「さつまいも博2023」(2月22~26日)のイベント「日本さつまいもサミット」で、延岡市北浦町の喜郷ファームが「ファーマーズ・オブ・ザ・イヤー」に輝きました。宮崎県からは初の受賞。
 日本を代表する優れたサツマイモ生産者に贈られる同賞の受賞に社長の梅田学宏さん(39)は「栄えある賞をいただいて驚いている。信じられないが光栄に思う」と大感激。妻の喜香さん(39)と喜びを分かち合っている。
 さつまいも博は、サツマイモの普及活動を展開するさつまいも博実行委員会が主催。同賞は品質だけでなく、1年間の取り組み、生産性の高さ、環境保全など、あらゆる観点から審査して選出。全国から100件を超える個人、団体が参加しました。
 受賞の決め手となったのは栽培面積(5ヘクタール)の約半分が常識を覆す水田だったこと。審査員団も「水田という不利な条件でりっぱなサツマイモを作っていることに驚き感動した。新しい希望の光が見えてきた」と絶賛した。
 梅田さんは、急増する耕作放棄地を活用して産業を興し、地域を元気にしたい、と脱サラし就農。今年が7年目で、試行錯誤を重ねながら、現在は「べにはるか」と「シルクスイート」を有機栽培している。年間約50トンを全国の自然食品販売企業などに出荷。JA延岡の産地直売所「ふるさと市場」にも出荷する。社名は「故郷から喜びを全国に発信したい」との思いから名付けました。
 「これからも新品種の導入や栽培面積の拡大を順次行っていく計画。これを雇用創出にもつなげていきたい」と「サツマイモ栽培」にますます情熱を燃やす梅田さんです。


受賞を喜ぶ梅田さん夫妻

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