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- 稲刈り本番
延岡市では3日、本格的な稲刈りが始まりました。今年は、台風や竜巻などに見舞われ、昨年より少し遅い稲刈りとなったが、田園は各地域とも活気づいています。
同市沖田町の山内憲次さん(51)も同日から本格的に稲刈りを始めました。品種はヒノヒカリで、コンバインを巧みに操り、黄金色に輝く稲穂を収穫していきます。山内さんは「今年は台風など天候不順で収量は期待できないが品質は上々」と語ります。所有する15ヘクタール(うち飼料用米7ヘクタール)と受託5ヘクタールの20ヘクタールを11月上旬にかけて妻の三奈さん(47)ら家族総出で刈り取ります。
山内さんは就農25年で、JA延岡青壮年部東延岡支部長や旧延岡地区無人ヘリ防除部会長など歴任。地元の南小学校や緑ヶ丘小学校に実習田を提供し、田植えや稲刈りの指導をするなど食育活動にも積極的に取り組みます。
高齢化で水稲から離れていく生産者が急増する中、山内さんは「最近は受託より、すべてを任せる耕作依頼が増えている。農地を守るため極力依頼に応えている。そのためにも行政には農地の基盤整備を急いでほしい」と話しました。