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- 営農指導員の資質向上へ・病害虫基礎研修会開催
JA宮崎経済連は3日、県内の営農指導員の知識習得と資質向上を図るため病害虫基礎研修会を宮崎県総合農業試験場(宮崎市)で開きました。研修会は指導員歴3年目未満の職員を対象に毎年開催しているものです。今回は経済連や県内JA、経済連の協同会社から営農指導に携わる21人が出席しました。
研修会では、病気と害虫の違いの基礎的な内容から農薬に関する法律といった専門的なところまで営農指導員に必要とされる知識について県の技術指導員から詳細に説明がありました
特に、病害虫に対する対策としては、発生してからの対応ではなく、土壌診断などを実施し良好な土壌環境や生育環境を整える総合防除が大切であることが説明され、出席者は真剣な表情で受講していました。
経済連営農振興課の担当者は「病害虫の対策は、土づくりなど栽培準備の段階から始まっていることを意識し、今後の営農指導に役立ててほしい」と語ります。
経済連では県内の指導員を対象に定期的に研修会を実施しており、11月には土壌分析及び作物体の硝酸濃度を測り、リアルタイム診断指導力を身に付ける研修会を行う予定です。