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キュウリ反収45トン・ピーマン25トン・周年多収栽培へ取り組み

【JA宮崎経済連】

 JA宮崎経済連は、キュウリとピーマンで省力・多収栽培の技術を確立するための施設園芸ハウスの建設に着手しました。環境制御技術を活用した養液栽培に取り組み、10アール収量でキュウリ45トン以上(県平均20トン)、ピーマン25トン以上(同13トン)を目指します。栽培に必要なデータを蓄積して、生産者に実践的な管理方法を示す方針です。
 ハウスは2020年3月の完成を予定しています。建設場所は宮崎市佐土原町にある宮崎県総合農業試験場内。現在、試験場野菜部では先行してキュウリで養液栽培試験を実施しています。その経験も踏まえ、経済連は試験場と連携して技術開発していきます。JA営農指導員の人財育成の場としても活用します。
 先進技術を用いた栽培手法は省力化や収量増が期待できるが、導入コストや従来の栽培方法との違いから、生産者がすぐに導入するには課題が大きいです。円滑に現場に普及するため、新設ハウスを核に県内の関係機関が一体で課題を整理します。
 経済連営農振興課の佐久間渓主幹は「生産現場は労働力不足が課題。複合環境制御、養液栽培システム導入による省力化、生産性向上を目指す」と話します。
 ハウスはフェンロー型で、面積は25アール。集まったデータを生かして栽培マニュアルを作成する計画です。

 

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