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- 宮崎いちご高収量・品質アップへ・炭酸ガス施用勉強会開催
JA宮崎経済連はイチゴ生産における収量アップ・品質向上を目指し、17日に県内のイチゴ生産者やJA、県の関係者ら約70人を参集し、宮崎県総合農業試験場(宮崎市)で炭酸ガス施用勉強会を開きました。これは県内のイチゴ生産者からの強い要望で今回開催したものです。
宮崎県いちご部会の姫野康彦会長が「炭酸ガス施用については県内ではキュウリ生産で盛んに行われている。この勉強会をきっかけにいちご部会でも取り組み、県内のイチゴ生産を盛り上げたい」と挨拶しました。
イチゴ栽培における炭酸ガス施用については、過去に同試験場でも実験的に取り組んでおり、勉強会ではその効果や県内の現状について県の専門技術指導担当、総合農業試験場主任研究員より説明がりました。また、系統メーカーの担当者からは植物の生育メカニズムから炭酸ガスの効果的な利用方法まで詳細に説明があり、参加者は施用のメリットを学ぼうと積極的に質問し、活発な勉強会となりました。
現在、県内JAのいちご部会には約150人の生産者が所属しているが、炭酸ガス施用の導入率は33%とまだまだ低く、この勉強会をきっかけにイチゴ栽培における炭酸ガス施用の県内全体への普及を図りたいところです。