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- リアルタイム診断で迅速対応・営農指導員研修会実施
JA宮崎経済連は15日、県下JAの営農指導員を対象としたリアルタイム診断研修会を開きました。研修会には、県内4JAと経済連から8人が参加。リアルタイムに作物体や土壌を診断分析する事で、より的確は施肥指導を行い生産者の収量増加や経費節減につながることを期待し、営農指導員の技術向上を目的に毎年開催しています。
研修会では、経済連営農振興課の横山明敏技術主管が、作物体と土壌のリアルタイム診断基準と土壌分析の手順について説明した後、リアルタイム診断の実習が行われました。
土壌分析では、抽出した液を用いて機器で分析するまでの一通りの流れを体験しました。また作物体分析では、各JAの担当者が持ち込んだピーマンやキュウリ、イチゴやトマトの葉柄から汁液を絞り、硝酸イオン濃度を測定。参加者は基本的な機械の操作方法から診断分析をする上での注意点やポイントなどの指導を受けました。
経済連営農振興課の冨山幸恵課長補佐は「生産現場でリアルタイムに数値化し、圃場や作物の状態を判断できることは、適正な施肥管理ができる上に経費削減や生産効率アップにつながる可能性がある。研修を通してしっかり学んで頂き、現場に活かしていただきたい」と語りました。