JA都城は14日、都城市都北町の都城地域家畜市場畜魂碑前で、食肉となった家畜の霊を慰める畜魂祭を開きました。JAや行政、畜産農家の代表者ら約30人が出席。畜魂碑に手を合わせ、出荷された家畜に感謝しました。
繁殖牛、肉用牛、生乳、肉豚など畜産が盛んな都城地域は、農業総生産額の約80%を畜産物が占めます。
都城地域家畜市場では、子牛せり市を年間12回延べ36日、豚せり市を年間12日、乳子牛せり市を12日開催。2018年度の販売頭数は、子牛12,735頭、豚730頭、乳子牛2,79頭でした。また、市場開設から現在までの取扱総頭数は、子牛859,402頭、豚1,466,486頭、乳子牛139,686頭、馬7,997頭に上ります。
畜魂祭では、神事を行い、同JAの久保順一組合長らが玉串を奉てん。家畜の霊を慰め感謝の意を表すとともに、地域畜産業の発展を祈りました。
久保組合長は「多くの家畜が人類存続のために貢献の限りを尽くしてくれていることに感謝しなければならない。今後も安全かつ効率的な市場運営に努めるとともに、地域畜産業の振興に全力を尽くしていく」と話しました。