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新規就農者の熱意に感激・竜巻被害のハウス視察・役員ふれあい訪問・JA延岡

【JA延岡】

 JA延岡は11月30日、常勤役員による「ふれあい訪問」を行いました。組合員の声を現場で直接聴いて事業に反映させようと定期的に実施しており、今回は山本照弘組合長、楠田富雄副組合長、小野茂也常務、佐藤善男常勤監事の4人が次代を担う若手の新規就農者3人の圃場を訪ね激励しました。
 同市夏田町では、キュウリ生産者の遠田祐星さん(37)と桐木一真さん(41)の2農家を訪問。遠田さんは9月22日、台風17号の影響で発生した竜巻によってビニールハウス9棟(25アール)が倒壊。定植を1週間後に控えていた矢先の出来事でした。遠田さんは「JAや県、市、一般ボランテイアなど皆さんの協力で予想以上に早く復旧作業が進んだ。これから土づくりなど大変だが年明け3月定植のめどがつき、ひと安心しているところです」と説明しました。
 桐木さんは今年が初収穫。13アールのハウスで作業中に訪問を受けました。桐木さんは「遠田さんの指導で順調に生育した。専門知識や栽培技術をたくさん身に付け、おいしいキュウリづくりに励みたい」と話しました。
 同市北方町では、畜産農家の甲斐宣彦さん(38)の繁殖農場を訪問。就農2年目で現在、両親と母牛31頭、子牛14頭を飼育。甲斐さんは「実際に始めてからこの仕事が好きになった。毎日充実している。増頭より消費者に喜ばれる良質の牛づくりに励みたい」と意気込みを見せました。
 山本組合長は「3人の熱意、意欲に感激した。国の支援策など活用して儲かる農業を実践し、後に続く若者のお手本となってほしい。今後の活躍を大いに期待している」と3人を称賛しました。


半壊から復旧したハウスを視察する山本組合長(左から2人目)ら4役。「全壊ハウスの建設はこれから」と話す遠田さん(同3人目)

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