宮崎大学とJA宮崎経済連は5日、本県の農業の現状と未来を伝えようと、学生を対象にした特別企業フォーラムを同大学内の地域デザイン棟で開きました。これは、今年9月に経済連が同大学内に開設した「宮崎大学オフィス」の開所記念として実施されたもの。この日は、宮崎大学の学生や教職員など約80人が出席しました。
フォーラムでは、「園芸事業・畜産事業の現状と未来~宮崎の農業はどう変貌するのか~」と題して、宮崎の農業の歴史や完熟マンゴーのブランド化までの軌跡、宮崎牛の輸出や商品開発などについて説明。その後のフリーディスカッションでは、多くの質問があり、活発な意見交換になりました。また、会場では共同研究を紹介するポスターや経済連の開発商品の展示があった他、㈱ミヤチクのウインナーと宮崎県農協果汁㈱のジュースが振る舞われ、経済連グループのPRと食と農の関わりを学生たちに伝える良い機会となりました。
経済連企画広報課の福地浩二課長は「このフォーラムをきっかけに学生たちが経済連さらには農業分野に興味を持ってもらえるとうれしい」と語りました。
経済連と宮崎大学は2007年から包括連携協定を締結しており、宮崎の農業に対する課題解決や人材育成などに今後も積極的に取り組んでいきます。