青森県JAごしょつがるの斉藤勝德組合長らは12日、県福祉総合センターを訪れ、県内247箇所の児童養護施設や障がい児・者施設へリンゴ「サンふじ」273箱(9700個)を贈りました。
贈呈式では、同JAの斉藤組合長や県社会福祉協議会の川野美奈子福会長、仲介者である宮崎青果(株)の神野榮一郎社長ら、約120人が出席しました。
寄贈した斉藤組合長は「今年も生産者が丹精込めて作った、おいしいリンゴを持ってきました。皆さんでぜひ食べてください」とあいさつ。
受贈者を代表して、社会福祉法人廣海会木花通所センターひまわりの里の矢野智子さんと藤元文美子さんは「生産者の皆さま、JAごしょつがるの皆さま、いつもおいしいリンゴをありがとうございます。リンゴを食べて、寒い冬も元気に乗り越えます」とお礼を述べました。
同JAからの寄贈リンゴ数は今回分を併せて29万個を超します。83年に初めて寄贈した際、子どもたちからの礼状を受け取り、1回きりの寄贈ではいけないと考えた同JAの善意で現在も続いています。15年の台風(リンゴ台風)で同JA管内の生産者が被害を受けた時は、子どもたちが義援金を届け、生産者らを元気づけました。子どもたちからの礼状は毎年、フロアに張り出されています。