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- ひなたGAP認証書取得・信頼される農業を実践・三雲さん、松原さん
宮崎県は17日、延岡市片田町の玉ネギ栽培の三雲治男さん(77)と同市北浦町市振の穀物・茶栽培の松原学さん(57)に「ひなたGAP認証書」を交付しました。交付式は同市の東臼杵農林振興局であり、同振興局の黒木哲郎局長が「2人の後に続く後継者が出てくることを期待している。そのためにも2人には地域農業のリーダーとして県内農業者のモデルになってほしい」と期待を込めてプレートの認証書を手渡しました。
三雲さんは約1.9ヘクタールで玉ネギを栽培。JA延岡玉ネギ部会の部会長を務め、生産者の先頭に立ち高品質、高収量に努めています。松原さんは穀物約30アールと茶約6ヘクタールを栽培。無農薬栽培で循環農業を目指しながら農業体験の受け入れなど地域活性化に貢献しています。
2人とも「より多くの生産者の方に信頼の証となる認証書を取得してほしい。若い人から『農業は楽しい』と言われるような農業を目指したい」と意気込みを見せました。
GAPは農業生産工程での無理・無駄の解消や農業生産に関するあらゆるリスクを低減する取り組みを行うことです。ひなたGAP認証制度は県の定める基準に基づいた取り組みが実践できていることを認証するものです。具体的には「作業場や防除器具など常にきれいにしておく」「手洗いの励行など衛生管理の徹底」など整理・整頓、清掃、清潔、セーフティーが守られ、よりよい農業が実践されていることを示すもので、2017年度から始まりました。
11月末現在、県内で37の個人、団体が認証されています。同市では夏田町のキュウリ生産者・遠田祐星さん(37)と北方町曽木の茶生産者・甲斐義之さん(63)に次いで4人となりました。