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いきいき農業塾・将来の担い手17人が修了・卒業生延べ754人に

【JA延岡】

 JA延岡は19日、延岡市安賀多町の国技館で2019年度いきいき農業塾の閉講式を開き、30~70代の17人(男性9人、女性8人)が修了証書を手にしました。同塾は、担い手育成を目的に県と延岡市との協力を得て99年度から開始。卒業生は今期で延べ754人となり、うち約3割が「ふるさと市場」などJAの産地直売所などに農産物を出荷しており、担い手育成に貢献しています。
 受講生は2月から12月までの11ヵ月間にわたり毎月2回の講義や実習を通して野菜、果樹、花の栽培や肥料散布、病害虫防除など農業の基礎知識、技術を学びました。
 同JAの山本照弘組合長は「農業塾で習得した多くの知識、技術を生かし、皆さんが私たちの仲間の一員としてJAの産地直売所に出荷するまでに成長することを期待しています」と祝辞を述べ、代表者2人に修了証書を手渡しました。東臼杵北部農業改良普及センターの川上求所長は「基礎を習得すれば気候変動などにも臨機応変に対応できる。この1年間学んだことを生かし、規模に問わずぜひ農業に励んでほしい」と激励しました。
 受講生を代表し、同市岡元町の岡田憲太さん(36)は「少しずつ生長していく作物に一喜一憂しました。収穫して持ち帰って食べたナスなどに感動を覚えたものです。自分で育てたものを食する楽しさを体感しました。おかげで農業の大切さ、難しさ、楽しさを学ぶことができました」と謝辞を述べました。


山本組合長(前列右から3番目)を囲んで修了生と関係者の皆さん

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