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初出荷・早掘りタケノコ「金の筍」・甘み強く品質上々・全量県外へ・高級食材として人気

【JA延岡】

 JA延岡たけのこ部会は23日、早掘りタケノコ「金の筍」を初出荷しました。延岡市高野町のJA高野選果場には生産者5人が69.1キロ(うち「金の筍」30キロ)を持ち込みました。年内出荷はこの日だけで、年明けは1月15日から始まり、4月上旬まで続きます。関東方面を中心に出荷され、2キロ箱1万円前後と高値で取り引きされます。 
 運び込まれたタケノコは生産者やJA職員が2L(450グラム以下)から2S(79グラム以下)まで5段階に区分けして2キロ箱に詰める作業に追われました。
 同部会の小野昭治部会長は「今年は裏年で収量は望めないが、適度な降雨があるので例年の裏年よりは期待できる。量が少ないと栄養が集中するため甘みが強く品質は上々」と今後に期待しており、収量は加工用(4月上~下旬収穫)含め25トンを見込んでいます。
 同JAの山本照弘組合長は「令和になって初めての出荷。これからもJAの代表ブランドのひとつとして積極的にPRに努め農家所得の向上に貢献したい」と生産者を励ましました。
 「金の筍」は芽が黄色(黄金)なのがの特徴で、空気に触れると光合成で芽が緑色に変色するため、土の中に芽がある間に収穫します。「金の筍」の育つ舞野町、行縢町、小川町など南方地区は、阿蘇山の火山灰が積もってできた肥沃な土壌に恵まれています。白くて甘く、コリコリした食感が特徴で、高級料亭などが利用します。同市のふるさと納税の返礼品としても人気です。部会員は24人。管理面積11ヘクタール。


持ち込まれたタケノコを選別する小野部会長(左)とJA職員

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