- ホーム
- お茶求評会
都城市管内の茶生産者で組織する都城茶振興会は19日、同市高木町の北諸県農業改良普及センターで、生産者が栽培、加工した茶を評価し合う求評会を開きました。生産者や関係者ら約20人が参加し、今年産茶の出来栄えの評価や来期以降の生産に向けた課題の検討を行いました。
この求評会は、自ら生産した茶の出来や改善点を確認し、今後の生産・加工技術の向上に活かすことを目的に毎年この時期に開催しているものです。求評会には、今年4~5月に摘み取った一番茶を加工した市場出荷荒茶11点が出品。審査員と参加者全員で茶葉の外観やお茶を入れてからの香気、水色、滋味などを確認しました。
今年産茶の品質は前年に引き続き良好。市況については選択買い、必要買いの傾向が前年よりも一層強く、わずかな品質差で大きく価格差が開く二極化した販売状況となり、前年水準よりも厳しい取引となりました。また、全国的な在庫過多の影響で入札価格が伸び悩んだといいます。
求評会に参加した生産者は「今日の求評会で今後の課題などを確認して、来年の茶栽培に活かしていきたい」と話しました。
同振興会は、今後も高品質な茶生産への取り組み強化と需要者ニーズに沿った産地づくりを図り、歴史ある都城茶の更なる普及・知名度の向上を目指します。