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- ふるさと市場で大好評・手作りマスク
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、JA延岡産地直売所「ふるさと市場」の「手作りマスクコーナー」が大好評。店頭に並ぶと、たちまち売り切れます。出品している延岡市片田町の日吉裕子さん(52)は「使用するダブルガーゼやゴム、ワイヤーなどの材料不足が深刻ですが、終息するまで工夫しながらほんとうに必要な人たちのために作り続けたい」と制作に励んでいます。
スーパーなどの店頭からマスクが消えた2月、知人から「マスクを作って」と依頼を受けたのがきっかけ。編み物や小物作りの得意な日吉さんだけにマスクは使い勝手がよく感謝されました。それなら品薄状態が続き「困っている人たちのために」と、3月1日に同市場に出品。すると、またたく間になくなりました。思わぬ反響に以来、毎日届けています。日吉さんはJA延岡女性部恒富支部の部員で日ごろ同市場に野菜などを出品していることから思い立ちました。
ダブルガーゼを裁断して表地を外にして折りたたみギャザーを作って縫い合わせ、ワイヤーと耳用のゴムを付けて完成。所用時間30分ほど。ミシンを使ってテキパキと作っていきます。それでも家事などの合間の作業だけに「1日に10数枚が精いっぱい」と日吉さん。縦10センチ、横は大人から子供まで使えるよう16~19センチにするなどサイズはさまざま。1枚350~400円。洗って何度でも使えるので経済的です。停滞する社会生活に「1日も早い終息を願っています」と話します。