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- 卒業祝いにスイートピー・管内の中学生全員に贈る
JA尾鈴花き部会スイートピー専門部は16日、卒業式が行われた同JA管内3つの中学校の卒業生全員に、スイートピーの花束を贈りました。
「門出」の花言葉を持つスイートピーはこの季節に最適だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で卒業式や送別会などが相次いで自粛され、全国的に花の消費が低迷。同部会の門田守生部会長によれば、スイートピーの市場価格も例年なら1本平均40~50円が半値ほどに落ち込んでいるといいます。また同専門部は大半を東京・大阪など県外の市場へと出荷しているため、「輸送費を考え赤字となれば、出荷を見合わせざるを得なくなる」と門田部会長は話します。
それでも次々に花を咲かせるスイートピーを役立てようと、管内の小中学校を卒業する子どもたちに贈ることを決めました。同JA職員らの協力を得て、管内の川南町2校と都農町1校の卒業生合わせて230人一人ひとりに10本入りの花束を贈呈しました。
門田部会長は「新型コロナの影響で、今年は在校生や来賓は出席せず、時間も短縮されると聞く。いつもより寂しくなる卒業式が少しでも明るく華やかになれば」と話しました。
25日に行われる管内8つの小学校の卒業式でも、同じく全員に花束が贈られる予定です。