ＪＡ宮崎経済連施設園芸ハウス竣工・落成式を開催・先進技術でキュウリ・ピーマンを栽培

【ＪＡ宮崎経済連】

　ＪＡ宮崎経済連は26日、キュウリとピーマンの省力・多収栽培の技術を確立するために県総合農業試験場（宮崎市）内に建設した施設園芸ハウスの完成に伴い、竣工・落成式を開きました。
　現在、生産者の高齢化や担い手減少で生産基盤の弱体化が危惧されています。そのような中、経済連が環境制御機器を導入した同ハウスで実践することで、技術的に差がある生産者間の格差の解消、全体の技術・収量の底上げに取り組み、生産基盤の維持拡大を図ります。
　式典には、経済連や行政、施工業者である協同日之出産業㈱などの関係者計24人が出席。経済連の新森雄吾会長は「関係者の協力の下、このハウスで生産性・収益性の高い栽培技術を確立し、現場に普及していきたい。また、ＪＡ指導員の育成の場としても活用したい」と挨拶しました。
　ハウスはフェンロー型で面積は25アール。県の主力品目であるキュウリとピーマンの養液栽培に年間を通して取り組む。今月18日はピーマン、27日にはキュウリの定植を行い、4月中旬ごろから収穫が始まる予定です。
　10アール収量でキュウリ45トン以上（県平均20トン）、ピーマン25トン以上（同13トン）を目指します。