
JA都城は新型コロナウイルス防疫対策の一環として、施設を消毒するための薬液噴霧器を導入しました。噴霧器で消毒可能な施設を除菌することで施設へのウイルス侵入と農家や職員への感染を未然に防ぐのが狙いです。
今回導入した噴霧器は、主に畜舎や建屋の消毒等に使用されている携行型の噴霧器で、消毒液を数ミクロンという非常に小さな微粒子にして、煙霧状に放出する。煙霧状に放出することで、薬剤の付着率が高くなり、より効果的な防疫効果が期待できます。
JAは今回噴霧器を2台導入し、薬剤の散布が可能な施設で、多くの農家や職員が行き来する粗飼料販売施設や野菜選果施設などの消毒を主に実施していきます。消毒に使用する消毒液は、除菌・消臭効果のある食品添加物製剤で、飲料水の除菌や畜舎・設備の除菌などで広く活用されているもの。人体や農畜産物への悪影響のない非常に安全性の高いものを使用します。
導入にあたってJAは3月31日、農機メーカーを招いて噴霧器の実演会と初回の消毒作業を実施。約20人の職員が見守る中、実演を行い、その後適切な使用方法を確認しながら初回の消毒作業を行いました。
JAの宮下幸博総務部長は「農家や職員への感染防止はもちろん、これからも消費者へ安心安全の農畜産物を届けるために先手を打って噴霧器を導入した。有効活用し防疫を徹底していきたい」と話しました。
JAでは今後、噴霧器による消毒が可能な施設については随時消毒を行い、ウイルス防疫対策に全力を傾けます。
