無人ヘリ格納庫完成・ 延岡スカイサービス

【ＪＡ延岡】

　ＪＡ延岡青壮年部が中心となって組織する「延岡スカイサービス（株）」は4月7日、旧ＪＡ延岡平田支店隣に完成した無人ヘリ格納庫の安全祈願祭を現地で行いました。参加者は新型コロナウイルス感染拡大防止のためＪＡ、NOSAIなど関係者10数人に絞りました。
　格納庫は鉄骨平屋建て。建設面積154平方メートル、敷地面積307平方メートル。1月7日に着工、3月10日に完成しました。無人ヘリ4機のほかドローンなどを収納します。搬入は4月中旬の予定です。
　以前は旧西階支店敷地内にありましたが、南方支店との統合に伴い解体されました。延岡市内だけでなく西臼杵地区の防除もしているため地理的に現在地が適地として選ばれました。
　格納庫はＪＡが建設し、同社と賃貸契約を結びました。
このため祈願祭終了後、ＪＡの山本照弘組合長から同社の山口裕介社長に格納庫の鍵が手渡されました。
　山口社長は「23人のオペレーターが結束して安全を第一に迅速で的確な防除を心がけたい。新しい格納庫が完成し、改めてその思いを強くしている。農家の方たちと笑顔で実りの秋を迎えるのがわれわれにとっても喜びである」と心意気を示しました。
　山本組合長は「無人ヘリ防除は作業の効率化や労力低減のため水稲だけでなく野菜や果物にも需要が広がっていくだろう。新しい格納庫の完成を機に、さらに結束して作業に臨んでほしい」と励ましました。
　同社では6月中旬から早期水稲、7月中旬から普通期水稲の防除を開始。防除面積は併せて延べ1400平方メートルです。
　延岡地区無人ヘリ防除部会が同社の前身。業務拡大のため昨年5月28日、株式組織への移行を通常総会で承認しました。同社は業務内容、役員構成などを全て引き継ぎました。