第65回宮崎県乾しいたけ品評会開催

　【ＪＡ宮崎経済連】

　ＪＡ宮崎経済連と県内ＪＡ、宮崎県しいたけ振興会は4月15日、経済連椎茸流通センター（日向市）にて第65回宮崎県乾しいたけ品評会を開催しました。この品評会は、輸入品の増加や生産者の高齢化による減少など、年々厳しさを増している中、生産者の生産意欲高揚や技術向上による品質向上と消費拡大を進めることを目的に毎年開催しています。
　総出品数339点の中から優等賞などを決定し、個人の部では五ヶ瀬町の甲斐和幸さん（箱物冬菇）が最高位となる農林水産大臣賞を受賞したほか、団体賞は五ヶ瀬町が獲得しました。
　経済連米穀特産課の担当者は「今年の乾しいたけは極端な暖冬の影響による低温刺激不足と不安定な気象の影響により不作となる中、上位入賞品は例年に劣らず、優れた物が出品された」と話しました。
　宮崎県の乾しいたけは中山間地域の複合経営作物として導入され、貴重な収入源として地域振興に大きく貢献しています。
　同月23、24日には入札会が開催され、品評会に出品された乾しいたけが入札にて販売されました。農林水産大臣賞を受賞した箱物冬菇はＪＡ高千穂地区（高千穂町）が、林野庁長官賞を受賞した箱物香信はＪＡ日向（日向市）が、宮崎県知事賞を受賞した箱物香菇は㈲飯干商店（日向市）がそれぞれ落札しました。
　なお、入賞者の表彰式は8月25日に宮崎市で開催の「第11回宮崎県乾しいたけ生産者大会」で行う予定としています。

　個人の部優等、特別、団体賞は次の通りです。
　【個人・優等箱物の部】甲斐和幸（五ヶ瀬町）、日與川和志（諸塚村）
　【個人・優等袋物の部】日與川和志（諸塚村）、日與川順子（諸塚村）、中竹直人（椎葉村）、中瀬裕（椎葉村）、黒木四一（椎葉村）甲斐一男（五ヶ瀬町）
　【特別賞】▽功労賞＝椎葉昭義（椎葉村）▽最高平均単価賞＝吉田裕喜（延岡市）、成松達也（五ヶ瀬町）、中村義市（椎葉村）▽最多出荷賞＝尾方正輝（諸塚村）
　【団体賞】優勝＝五ヶ瀬町▽準優勝＝椎葉村▽3位＝諸塚村