極早生モモ「はなよめ」収獲始まる／延岡市の甲斐さん

【ＪＡ延岡】

　ＪＡ延岡管内で極早生モモ「はなよめ」の収獲が始まりました。延岡市北方町上崎の甲斐清美さん（71）、孝子さん（67）夫妻は１日から収穫、出荷作業に追われています。順調に育ち、ハウス（10アール）はあでやかなピンクに色づいたモモがたわわに実っています。
　果肉が柔らかくジューシーで適度な甘さが「はなよめ」の特徴。収穫は朝５時からと早く、３時間ほどかけて色艶など見極めながら１つひとつ丁寧に摘み取っていきます。収穫は孝子さんが中心となって行います。
　自宅で選別、箱詰めしてＪＡから延岡綜合地方卸売市場を通して大分、宮崎、延岡市の各市場に出荷。一部はＪＡの産地直売所「ふるさと市場」や道の駅「北方よっちみろ屋」にも届けます。
　孝子さんは「手をかけたら、その分ちゃんと応えてくれます。だから遣り甲斐があります」と話す。ファンも多く、直売所などからは「今年はまだ？」と毎年この時期になると催促の連絡があるほどです。
　ミカン（50アール）も栽培している。果樹栽培ひと筋。「元気な間は続けていきたい。農業は元気の源です」と言い切る孝子さんです。