日向地域特産「へべす」出荷開始

【ＪＡ日向】

　ＪＡ日向では6月1日、日向地域香酸かんきつ「へべす」（ハウスもの）の出荷が始まりました。
　へべすはピンポン玉よりやや大きい果実で、さわやかな酸味とまろやかなうまみが特徴の柑橘類。地元では焼き魚や刺身、焼酎やビールに絞って味わいます。ビタミンＣに加え、体内では合成されない必須アミノ酸も豊富に含まれていて、これからの季節、夏バテ予防などの効果も期待できます。
　同ＪＡ管内のハウスへべすの栽培面積は80アールで、5名の生産者が栽培。初出荷となった当日は、同ＪＡ平兵衛酢部会の川崎泰富部会長と黒木正志さんが合わせて100ｋｇを出荷。川崎部会長は「今年のへべすも量が獲れ、玉太りも良い。魚や飲み物はもちろん、何にでも絞ってぜひ味わってほしい」と話しています。
　今年のハウスへべすはハウス内の良好な環境により、玉太り、酸味、果汁量も申し分ない上々の出来。選果されたへべすは、1ｋｇ化粧箱や包装パックにて県内外へ出荷されます。他のかんきつとはひと味違うさわやかな味に加え、種が少なく、果汁が多いことが評価され、根強いファンも多いです。
　出荷量は今後徐々に増え、昨年と同様に約9㌧の出荷量を見込んでいます。8月初旬頃からは、路地へべすの出荷も始まります。