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- 稲わら、牧草を無償配布/畜産農家を支援
JA延岡は6月9日、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている肥育農家6戸に稲わら、酪農農家4戸に牧草を無償配布しました。
枝肉相場の急落や乳製品の消費低迷など厳しい畜産業を支援するのが目的。引き渡しは保管場所の延岡市岡元町のJA肥育センター。用意した稲わら10トン、牧草4トンを職員が訪れた生産者のトラックに積み込みました。
引き取りに来た松山町の酪農家、矢北次三さん(64)は「新型コロナウイルスのため学校が休校となり、学校給食がストップされたことで生乳の単価が下落し、消費量も激減した。この厳しい状況下での牧草提供は大いに助かります。この難局を乗り越え支援に応えたい」とトラックに積み込まれた牧草に感謝しました。
楠田富雄組合長は「JAとしても消費者の皆さんに現状を理解し、消費拡大に協力をいただくよう呼びかけていく。地域の畜産を守るためにも支援の輪が広がるよう関係機関に働きかけていきたい」と支援に意欲的です。