
宮崎県のJAこばやしは7月8日、新規就農希望者が施設園芸のキュウリ栽培を学ぶ「アグリトレーニングセンター」の第2期研修生の入講式をJAこばやし本所で行いました。JAや行政など関係機関から約20名が出席し、入講者を祝福しました。
第2期研修生に決定したのは東京都出身の上田慎二さん(23)。高校卒業後から勤務していた職場を退職し、バイクで全国各地を旅して回る中で、小林市の魅力に惹かれ、トレーニングセンターでの2年間の実践研修を経て、きゅうり農家として移住することを決意しました。
1年目の研修では、きゅうり栽培の基礎となる土づくりから病害虫防除、栽培管理などの習得、農作業を安全に行っていくうえでの農業機械の操作及び取扱を学びます。2年目は模擬経営研修で確実な経営開始ができるよう就農計画等を作成します。研修期間中はJAや行政など各関係機関が連携して、技術指導や経営指導を行っていきます。
上田さんは「2年間はしっかり技術面を学び、就農後は儲かる農業を実現したい」と決意を語りました。
きりしま農業推進機構の入佐会長は「小林市は自然豊かで、人情のある、やさしい、いい町であります。関係機関で上田さんを全力で支援していきますので、研修したことを自分のものにし、地域の担い手として活躍していただきたい」と述べました。
