
JA宮崎中央は、6月定例理事会で、新型コロナウイルス感染拡大により影響を受けた農畜産物への独自支援方針を決定しました。
支援内容は、特に強い影響を受けた野菜、果樹、花卉、肥育牛などへの生産資材や飼料、消費地への輸送費助成、さらに価格が低迷する茶に対しても同時に支援を行います。支援総額は約6000万円になります。生産者へ個別に支援金が振り込まれ、7月15日には一部を入金しました。
管内農畜産物などを扱う専門店や飲食店の営業自粛、各種行事やイベントの中止も続き、需要が大きく落ち込みました。また外国人観光客の減少も要因の一つ。これにより消費量の大幅な縮小となり、生産者の所得は減少。同JAでは農家経営に及ぼす影響は甚大であると判断しました。「農家組合員の営農生活を守ること」の経営理念に基づいた独自の支援策となります。
同JAの栗原俊朗組合長は「食料と家庭や職場の癒しとなる花などの供給は止めることのできない使命。生産者一人一人には小さな支援かもしれないが、少しでも元気になってもらい次年の作付けを頑張っていただきたい」と話し、コロナによる影響回復を願います。