
JA尾鈴営農支援課は7月10日、「新規就農研修事業閉講式・開講式」をJA本所で開きました。
2019年度閉講式では、横浜市出身の箕嶋望さん(54)がJA尾鈴・本多久巳典組合長から修了証書を授与されました。
箕嶋さんは元年7月から1年間、川南町トレーニングハウスで特別栽培「さららピーマン」の栽培技術・管理を学びました。修了後は同町内に10アールのハウスを借り、ピーマン農家として自立を目指します。
「充実した内容の研修で、また多大なる支援を受け、大変感謝している。1年間で学んだことをもとに、立派なピーマンを育てられる農家になろうと思う」と思いを述べました。
続いて行われた20年度開講式には、新研修生の上田眞也さん(35)が出席。県立農業大学校「みやざき農業実践塾」を経て、これから1年間、都農町立野地区の黒木健二さん(49)のもとでミニトマトの施設栽培を学びます。研修を受け入れる黒木さんには、本多組合長から委嘱状が手渡されました。
福岡県出身の上田さんは航空自衛隊で15年間、戦闘機の整備をしていたが、自分の手で食べるものを作ることに興味を抱き、農業を志しました。「精神力と体力には自信がある。困難に直面しても、立ち向かっていきたい」と力強く語りました。
