
JA尾鈴ぶどう部会キャンベル専門部は、キャンベルが初出荷された7月24日、川南町のJA総合選果場で目ぞろえ会を開きました。
参加者は専門部員、ワイナリー関係者、JA担当職員ら34人。サンプルとなる房を全員で実際に見て比較しながら、着色や房締りといった品質基準や出荷要領などを再確認しました。
キャンベルは中粒の黒ブドウ。こくのある甘さと香りが特徴です。2020年度は3、4月の寒さで開花が少し遅れたものの、まずまず順調に生育。例年どおり7月下旬に初出荷となりました。
80アール栽培する都農町新今別府の黒木崇広専門部長(37)は同日、生食用195キロを出荷。「この梅雨の豪雨で着色や実太りを心配したが、影響はなく、糖酸バランスよくいいものができた」と話しました。
都農町にある株式会社都農ワインでは、このキャンベル90~100トンでロゼワインを毎年仕込みます。小畑暁代表取締役は「コロナで厳しい状況が続くが、私たちはいいワインをつくるため精一杯努力する。ご協力よろしくお願いします」とあいさつしました。
20年度、同専門部では31人が17ヘクタールで栽培。収穫は8月中下旬までで、生食用42トン、ワイン加工用156トンの出荷量を見込んでいる。
