
椎葉村園芸部会ミニトマト専門部長の那須良市さん(68)のハウスでは夏秋ミニトマトの収穫がピークを迎えています。
椎葉村は夏秋ミニトマトの産地で同部会は23名で構成しています。昨年と比べると樹勢が良く、収穫量は前年同日比で約10トン増と、全体で80トンの出荷を見込んでいます。
販売担当者は「今年は定植を早めた生産者が多く、出荷時期が前倒しになり、昨年より初出荷時の単価は上がっていた。しかし、その後の需要が落ち込み、現在は厳しい状況」とコロナ禍の影響について話しました。
同部会の那須部長は「夏秋ミニトマトは1年に1度の定植のため、多くのことは試すことができないが、試行錯誤し、成果が上がれば、他の部会員と共有している。就農した当時に先輩たちに助けてもらったので、今後はいまの若手部員へ還元し、部会全体で収量を上げていきたい」と意気込みを語ります。
椎葉村の夏秋ミニトマトは主に宮崎県内を始め、福岡県や鹿児島県に出荷され、11月末頃まで続きます。
