
JA尾鈴スイートコーン部会は10月22日、本所大会議室で2020年度総会を開き、部会員はじめ、行政、JA担当者ら45人が出席しました。
2020年度の出荷実績は48万5800キロ(前年度比116%)、売上金額は1億5982万円(同比100%)でした。 20年度産は3月までは順調に生育、しかし4月に入って低温・乾燥が続き、下旬には遅霜も発生。虫害は少なかったですが、実の着色が乗らない圃場(ほじょう)が一部で見られました。
販売については新型コロナの影響で百貨店等での販売が難しく、催事も中止が続き、厳しい販売環境に。量販店中心の販売となり売上単価は前年比87%に留まりました。
長友隆幸部会長は「今年度は4月の低温により虫の被害は少ない反面、一部で生育不良も見られたが、出荷量は例年に比べ約2割増。しかし販売面ではコロナの影響を大きく受けた。今後はカタログ注文等を取り入れた直送販売等も計画している。部会員で知恵と意見を出し合い、コロナによる苦境を打破していこう」と呼び掛けました。
また総会前には、JA宮崎経済連・営農振興課の黒木潤一技術主管によって栽培講習会が開かれました。来年度へ向けて、スイートコーン栽培の基礎を改めて見直すためだ。部会員らは、生育の時期ごとに管理の重要ポイントを一つずつ再確認しました。
