
東臼杵郡市畜産農業協同組合連合会と東臼杵郡市肉用牛改良協議会は、2019年度子牛せり市の年間最高価格販売者を発表しました。それによると去勢子牛の部の最高価格販売者、延岡市北川町の横山一則さん(70)は3年連続獲得となり、大きな話題となっています。せり販売価格116万9640円(消費税込み)。
横山さんは兼業を含めると飼育歴50年。市内の会社を退職して本業となり15年。妻の幸子さん(67)と二人三脚で世話をしてきました。病気等を早期発見するため、朝夕しっかり観察することをかたくなに守ります。以前は15頭ほど飼育していましたが5年前、夫妻そろって体調を崩したことから縮小しました。現在は母牛5頭、育成1頭。
表彰式は11月27日、延岡家畜市場で予定されていた第22回東臼杵郡市肉用牛改良増頭研修会で行われる予定でしたがコロナ禍で中止に。そこで10月27日、両組織の楠田富雄会長(JA延岡組合長)と畜連の白坂秀喜参事が横山さん宅を訪れ、賞状とトロフィーを手渡しました。
楠田会長は「愛情をたっぷりそそぎ、丹精して育てた成果。これからも牛づくりを通して東臼杵郡市の畜産振興に寄与してほしい」と祝福。横山さんは「3年も続けて表彰されるなんて自分でも驚いている。これからも精一杯牛づくりに励みたい」と意欲を見せました。
同日は雌子牛の部の最高価格者、日向市美々津の黒木務さん(79)=せり販売価格153万1200円=宅も訪れました。
