
延岡市北方町の特産、次郎柿の収獲が始まりました。同町蔵田の山本確さん(71)は10月10日から妻の百合子さん(71)やパート従業員らとたわわに実った次郎柿の収獲に追われています。外観が四角に近く、シャキシャキとした歯ごたえが次郎柿の特徴。12月上旬まで続きます。
午前中に収穫し、午後から選別。翌朝にJA延岡の「ふるさと市場」や北方町農林産物直売所「よっちみろ屋」など7ヵ所の直売所と青果市場に出荷します。「今年は大豊作。表年に加えて台風などの影響もなく順調に育った。例年よりきれいで形もよい。質、量ともに申し分ない」と山本さんの表情は明るいです。
山本さんはこの道50年。本格的に取り組んでからは30年。柿園は自宅隣など2ヵ所140アール。自宅隣の50アールは10年前から柿狩りのできる「山本果樹園」として一般市民に開放。入場無料で1キロ400円で販売しており、例年多くの人が訪れます。
「高い所は脚立で収穫しているが、安全面、労力低減のため来年は高所作業車を導入する計画」と山本さん。続けて「自然薯40アール、モモ20アールも栽培しているので年齢を考慮し、柿についてはこれから少しずつ柿狩り主体に移行していこうと思っている」と柿狩りにウエートを置きたいとしています。
